キャストインタビュー

北川壱子役 鈴代紗弓さま
鈴代紗弓

北川壱子
鈴代紗弓さま

  • 収録を終えてのご感想をお願いします。

    「キツかった」です。言葉で表現するのが難しいですが、「しんどいけど、しんどくない」、すごく楽しい「キツさ」でした。いくつものエンディングがある中で、『バッドエンド』という言葉だとちょっと軽く聞こえちゃう……そんな風に感じるエンディングもあって。どの終わりに辿り着いても、ひとりの人間の人生がしっかりと描かれていて、壮絶。

    でも、それも含めて終始美しい作品でした。セリフ以外のト書きもすごく好きで、線を引きながら読み進めていくうちに想像力が膨らんで……だからこそ、本当に「しんどい……」と感じるシーンも多かったんですが、その分演じるのはすごく楽しかったです。

  • 作中で様々な表情を見せる主人公・壱子ですが、演じる前/演じた後の印象を聞かせてください。

    お話をいただいた時に、主人公と伺って……一番プレイヤーに近い目線でもあり、『主人公』のイメージとして、ネガティブかポジティブかで言えばポジティブの要素を持っている子なんだろうと思いました。キャラクターデザインを見ても、明るい雰囲気ですよね。黄色の印象も強くって。

    だけど、実際は内面がかなり複雑。陰な要素が強い。基本的には素直で明るい、良い子でもあるんですけど……『歪み』というか、そういう言葉が似合っちゃう子でもあるなと。

    そういうキャラクターを演じる機会がこれまであまりなかったので、「これは挑戦だ」と思いました。

  • まだ謎の多い本作『岩倉アリア』ですが、鈴代さんの思う注目ポイントはどこでしょう。

    どのキャラにおいても、『人間の本性』が描かれているところでしょうか。普段みんなが理性で抑えている部分が、じわじわと表に出てくる。日常ではそう味わえない感覚を、是非『岩倉アリア』で思う存分味わっていただきたいです。

    プレイヤーのみなさんにはもちろんトゥルーエンドに行ってもらいたいですが(笑)、それ以外のエンディングに向かう時にこそ、キャラクターそれぞれの人間性がより濃く出てくるところもあって……お芝居的にも初めて挑戦させていただいた場面がたくさんあるので、そちらにも是非注目していただきたいなと思います。

  • サスペンス要素が強い作品なのでしょうか。

    ここまで話したことだと、シリアスで怖いシーンばかりなのかと思われると思うんですが、壱子とアリアの関係……女性同士の密な雰囲気、というところで、甘いドキドキも楽しんでいただけると思います。

    収録時にはなかったカットインのイラストも、プレイヤーの皆さんはたくさん見られるはず。きっと……つい息を止めて見ちゃうようなシーンもあるんじゃないかな。

    是非、壱子の視点でふたりの時間に没入して、楽しんでいただきたいです。

  • それでは最後に、発売を楽しみにしている皆様へ、コメントをお願いいたします。

    ストーリー展開としても、キャラクターの心情としても、振り幅のかなり大きな作品です。そんな魅力的な作品に関わらせていただけて、本当に嬉しいなと思っています。

    壱子は皆さんの目線になるキャラクターなので、壱子とともにこの世界に入り込んでいただいて、緊迫感やドキドキした気持ちを味わいつつ……是非、一緒に苦しんでください!

    苦しんだ先に何が待っているのか、「その先」も楽しみにプレイしていただけたらと思います。

岩倉アリア役 中村千絵さま
中村千絵

岩倉アリア
中村千絵さま

  • まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

    とにかく、ほっとしています。プレイしていただければおわかりいただけると思いますが、ずいぶんと難しい役だったので、この『岩倉アリア』という人をどう演じようかというのは、すごく悩みました。声色やトーンもすごく気になって。でも、シナリオを読み進めていくうちに、声色よりもその時その時の気持ちで出た音、色んな面がそのまま出てもいいのかなって。そうなると、次はひとつひとつの感情を掴むことがより重要になってくる。そういう意味でもすごくエネルギーのいる役でしたね。

  • 岩倉アリア、どんなキャラクターなのか気になります。第一印象はいかがでしたか?

    月並みな言い方ですけど、『ミステリアス』ですね。そして美しいというのは大前提なんですけども、血の通っている美しさというより、ドールのような印象を受けました。

  • その印象が演じてみてどう変わったのか。今はまだ明かせない部分も多いと思いますので、その辺りは発売後のインタビューで思う存分伺いたいと思います。では次に、中村さんの思う本作の注目ポイントを教えてください。

    どのビジュアルもとても美しいので、ぜひ注目していただきたいです。お話としても壱子さんの描く絵が大きなテーマ、大きなポイントにもなっていると思うので、美しいビジュアル、絵とともにストーリーを楽しんでいただければと思います。

    それから、なんと言っても『アリアと壱子の関係性』ですね。だんだん絆が深まっていったり、逆に離れそうになってしまったり……ふたりの関係の行方に注目していただいて、ドキドキしてもらえたらいいなと思います。

  • 本作は、キャラクターの感情面がとても繊細に描かれている印象です。ふたりの関係性を通してはもちろん、物語が進むほど、壱子やアリアとともに様々なドキドキが感じられそうですね。

    そうですね。私は数日にわけて収録をしたんですが、終盤に差しかかってくると帰り際には本当にすごく疲れていて(笑)。なんでって、ものすごく目まぐるしく色んな感情が駆け抜けるんですよ。泣いたり怒ったり、喜んだりドキドキしたり。とにかく感情が忙しすぎて、数時間で何日分も生きたような、そんな感覚がありました。

    きっとプレイしてくださる皆さんにも、私と同じように、たくさんの感情を体験してもらえるんじゃないかなと思います。

    実社会で味わうのはまずいようなところ、そういったドキドキやゾワゾワも、是非『岩倉アリア』で味わっていただきたいです。

  • それでは最後に、発売を楽しみにしている皆様へ、コメントをお願いいたします。

    アリアには大きな秘密があります。是非、壱子と一緒にその秘密を追ってみてください!

岩倉周役 森川智之さま
森川智之

岩倉周
森川智之さま

  • 収録を終えてのご感想をお願いします。

    周は、物語を進めていく要のキャラクターとして全編にわたり登場します。この作品をプレイしてくださる皆さんが、僕の演じる周に常に影響されながら、この世界に没入していく……そんなイメージをしながら、うまく演じられたと思います。やりきりました。

  • 本作は、主人公・壱子と森川さん演じる岩倉周の出会いから始まります。壱子の人生を変えることとなる周、そんな彼の第一印象と実際に演じてみた後の印象を聞かせてください。

    第一印象は、素敵な紳士。当たりも柔らかくて、誰からも好かれそうなおじさんですね。実際に演じてみての印象は……そうですね。ここではまだ語らないでおきたいと思います。

    ※発売後に追加インタビューを公開予定

  • 岩倉アリアはもちろん、岩倉周も謎の多い人物のようですね。作品のジャンルは『リアルファンタジー・サスペンス』とされていますが、ハラハラするストーリーなのでしょうか?

    ハラハラ……そうですね。周としては、最早ホラーな感じもありました。僕は怖いのが嫌いなので、怖い怖いと思いながら(笑)演じました。

  • “最早ホラー”、どんな展開があるのか気になります。それでは最後に、発売を楽しみにしている皆様へ、コメントをお願いいたします。

    色んな要素が繊細に散りばめられた作品なので、是非想像力をフルに使って楽しんでいただけると嬉しいです! と、そんな気持ちはありつつも……『岩倉アリア』、オリジナル作品ですからね。これはもう、皆さんが手にしたときに全てが明かされるということで。いま出されている情報を含めて、僕も皆さんと一緒に楽しみな気持ちを膨らませつつ、リリースの日を待ちたいと思います。

    もっと言うと、リリースした後に、楽しんでくれた皆さんと感想を言い合えるような場があればもっと楽しめそうだなと思っております。プレイ後、是非声を聞かせてください!

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