カズマは、めぐみんの爆裂魔法の練習後に落ちていた指輪を拾う。
ウィズに診てもらうと詳細は不明だがマジックアイテムということだった。
値打ち物なら売り払って生活費の足しにしようと、後日しっかり鑑定をすることにして、
特に気に留めず身に着けたカズマであったが―
翌日、カズマが朝起きるとパンツを手に握りしめていることに気付く。
このパンツは誰のパンツか?
もしかして、このパンツの持ち主は、今はいていないのか?
それでは色々涼しくなって大変かもしれない。
冒険者である前に紳士でもあるカズマは持ち主を探してパンツを返すことを決意する。
指輪が外せなくなっていることに気づいたカズマは、バニルに鑑定を依頼する。
その結果、指輪に込められた呪いによって、
カズマが身に着けている盗賊のスキル” 窃盗(スティール)”が、
ある条件の下、無意識に発動し、パンツを握りしめているのもその結果なのであった。
しかも、次第にその力が強くなっているという。
そして、呪いを解く為には莫大な金が必要であるとも。