STORY

2008年にAKABEiSOFT2(暁WORKS)より発売されたPC用アドベンチャーゲーム『るいは智を呼ぶ』と、2010年に発売されたファンディスク『明日のむこうに視える風』が1本になってPlayStation3およびPlayStation Vita用ソフトとして登場!
るいは智を呼ぶ 運命はいつだって問答無用にやってくる。自分たちをお構いなしに自分勝手に巡っていく。皆元るいは、家なし子だった。
花城花鶏は、奪われたものを取り返すためにやってきた。鳴滝こよりは、消えた婚約者を探していた。茅場茜子は、父の不始末のとばっちりを受けていた。白鞘伊代は、ひとりぼっちだった。そして。猫かぶりの優等生、和久津智は断末魔だった。言語道断な呪われた青春と対峙するために、一心でもなく同体でもない、六人の少女が同盟を結ぶ。いつか来る平穏無事な日々を夢見て、全身全霊で疾走するでこぼこだらけの少女たちは、いつしか固い絆で結ばれていく。けれど。和久津智は仲間にもいえない秘密を隠し持っていた。彼女は「男の子」だったのだ——。/ 明日のむこうに視える風 僕らはみんな呪われている。和久津智には秘密があった。持って生まれた〈呪い〉のせいで、初めて得た“同類”たちにも、自分が“男”であることを告げられないでいた。禁忌を破れば死をもたらす〈呪い〉の痣。呪われた少女たちは、お互いの抱えたトラブルに立ち向かうため———〈同盟〉を結ぶ。ある時は賭けレースに出場し、ある時は地元のギャングたちと渡り合い、力をあわせて平穏を勝ち取った“少女”たちの前に、7人目と8人目の〈呪い〉の痣の持ち主が現れる。騒がしくも楽しく、少し後ろめたい日々の中。智は死んだ筈の姉、真耶が生きているという手掛かりを得る。だが、身の回りに不可解な出来事が起き始め……。それは、いまだ語られざる“可能性”。————そして僕らはまた出逢う。
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