シン「てなわけで、みなさん、おひさしぶり~!! 俺、俺、信だよ、稲穂信。みなさん元気~?」
テンチョー「おい、シン、待った。これは秘密の日記なんだよ? なんで1人でいきなり語りかけるの? しかも、いったい誰にむかって?」
シン「だから、これは秘密の日記はずだろ? なんでテンチョーこそ、俺の日記に割り込んでくるんだよ? いいから、俺にしゃべらせてよ」
テンチョー「……。好きにしろ。ただし、この店の他の客のジャマはしないようにね?」
シン「よっしゃ、好きにするぜ! はぁい、みなさ~ん、ナマステ~! こんな感じで俺は相変わらす元気です。あっ、そうか。ナマステってのはね? インドの……」
マグロー「シンセンパイ!」
シン「あれ? 俺がインドに行った話って、もうしたっけ? まだだったか? あのさ、俺、ついこの間、インドに行ってさ~っ」
マグロー「シンセンパイ!」
シン「マグロー、うるせーぞ? 人の話の腰を折ろうとするなよな?」
マグロー「だ、だって……あんまり、ウケてないみたいっスよ?」
シン「えっ? あ、ああ。俺としたことが……。だよな、別に男の話を聞かされてもちっとも楽しくないよねえ? あれ? ところで、ヤツは?」
マグロー「ああ、まだ来てないっスね?」
シン「あっ! そうか、そうだった。またしても。俺としたことが、飛んだ勘違い。ヤツって、君だよ! そこでこのページを見てる、そう、あなた。あなた自身!!」
マグロー「へ? 意味がわかんないっス???」
シン「いいんだよ! わかる!! わかる人にはわかるのだぁっ!! おい、待ってるからな? ショーゴ、早くここに来いよ? 必ず来るんだぞ!!」
トビー「へっ。ずいぶん偉そうなんだな」
シン「……。トビー、おまえのせいで、せっかくまとまりかけた話が……。おっとぉ、そうだ! 俺の他にも色々とあの懐かしい……」
テンチョー「シン! 少ししゃべりすぎじゃない?」
シン「……。まあ、いいや、気を取り直してっと。とにかく、俺たちは、あなたを待ってま~すっ♪ ぜひまた、逢いましょう!!」